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本を連想させる左右の無地パネルと抽象的な曲線。実在の書作品、くずし字見本、人物、展示作品の複製ではない。説明用イラスト。
びっくり

ホストが案内するのは源氏物語。歌舞伎町には、くずし字を習う時間もある

ホストに案内されて、源氏物語の世界へ。別の日には、ホストを先生にくずし字を習う。新宿歌舞伎町春画展WAが2026年秋に案内している二つの企画は、「誰と何を話す場所か」という歌舞伎町の見方を、少し横へずらしてくる。美術を巡るツアーと、文字を書いて読む講座。どちらも、作品を間に置いてホストと過ごす企画だ。

9月30日付の「源氏巡遊」ツアー告知では、ホスト兼歌舞伎町能舞台ディレクターの天尊らが、歌川国貞の「三源氏」などを解説。展示を見た後は、ヴェルサイユ宮殿をイメージしたホストクラブへ移り、限定カクテル付きの初回接客を体験する。主催者が掲げるのは、平安・江戸・18世紀フランスをつなぐ夜。鑑賞で終わらず、作品から広がる世界を次の空間へ持ち込む構成だ。

もう一つは、9月14日付で案内された「くずし字入門」。書道家でもある天尊が講師となり、春画に書き込まれた文字を参加者と書き、読んでみるという。公式一覧には11月12日と26日の予定がある。絵の中の文字の読み方を、ホストに教わる。その組み合わせ自体が、この街らしい文化企画の切り口になっている。

二つを並べると、面白さは意外な肩書だけではないように思う。作品を一緒に眺める、読めない文字をたどる。同じ対象を見ることで、会話のきっかけが生まれる設計とも読める。これは企画内容からの編集上の見方で、参加者の感想や実施結果を伝えるものではない。

源氏ツアーは10月29日と11月7・19・21・29日の各19~21時に開催予定。公式表示は鑑賞とホストクラブ初回を含む5000円、現金払い、20歳以上が対象だ。くずし字講座の料金・開始時刻、両企画の予約方法と残席は未確認。二つは別企画として案内されている。