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肩書まで? ホスト広告の線引き。本文の説明用イラスト
びっくり

「幹部補佐」も売上アピール? ホスト広告の規制は、数字の外まで見ている

ホストの広告で規制の対象例に挙がったのは、売上何億円という数字だけではなかった。「幹部補佐」や「神」まで、警察庁の通達に並んでいる。2025年6月4日に出された文書は、ホストクラブをはじめとする接待飲食営業の広告・宣伝について、どんな表現が問題になるかを整理したものだ。一見すると仕事上の立場や大げさなキャッチコピーでも、営業成績を見せる言葉として捉えているところが目を引く。

通達では、売上や指名数を直接示すものに加え、成績上位を推測させる役職・称号、従業者同士の競争を強調するもの、客の応援を過度にあおるものを挙げている。その理由は、好きな相手の順位を上げようという支出や、従業者側の過度な競争につながり得るからだ。誰が上なのかを示す広告は、店を紹介するだけでなく、見る人を競争の物語へ誘う働きも持つという見方が読み取れる。

しかも、店の外から見えなければよい、という話ではない。同じ文書は店内の広告物にも言及し、問題のある雰囲気を醸し出すものは、営業所の構造・設備を適切に保つ義務に関わると説明する。ただし、特定の単語を見つけただけで、あらゆる場面を一律に違法とする趣旨ではない。通達は表示の態様に応じた判断を示している。

店を選ぶとき、肩書や順位は短時間で分かる目印になる。けれど、その強さを誰がどんな支出で支えているかまでは、看板一枚には映らない。これは2025年の通達を読み直した話で、目の前の店への違反認定ではない。数字を消しても残る言葉の力にまで目を向けると、華やかな紹介文が少し違って見えてくる。